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R&T factoryさんの公開日記 SSL(https)はこちら
03月07日 21:44
新作公開【初音ミク】passion flower -Re:2020-【オリジナル】
セルフカバー新作です。力強いサイバーポップなサウンドです。
まずは観て聴いて下さいな。




ピアプロ(音源+カラオケ)
https://piapro.jp/t/Wz-C

作詞:薪原あすみ 作曲:R&T factory
調声(Voice edit):森尾モリト MMD DATA:ままま式あぴミク

Vocal:初音ミク(V2+VOCALOID4 Editor)
Chorus:MEIKO(V1),KAITO(V1),初音ミク(V2),鏡音リン(V2)

ミクの歌唱データ(VSQX)森尾モリトさんのページ
https://piapro.jp/t/eF5m

■作品解説■
原曲の公開から今年で15周年。そのミク版の音源公開から10年。
新たな音源と共にやっとMVを作って公開することが出来ました。
こちらでは制作パートごとの解説を書きます。

-曲名(Reは3つの意味を持つ)-
元々はカタカナ表記でしたが、2018年に公開したRemix版はアルファベット表記に変更して、
Remixを略してRe:として、続いて制作年の2018を付けました。
今回の2020版はRemixの他、10年前に制作を断念した動画版への再挑戦を意味するRevenge、歌パートの再調整を意味するRe:editが含まれています。

-歌パート-

1月1日に森尾モリトさんのページで公開された「パッションフラワー Re:edit」の歌唱が
とても良かったので、データをダウンロードして使っています。
コンプ、EQ、ディエッサー、リミッターで補正を行っていますが、エフェクターでは補正しきれない部分はCUBASE上で波形編集を行って補正しています。
コーラスパートは2010年当時の音源のままで、エフェクトやバランスの調整のみです。

-オケ-

基本的には前作のRe:2018と同じですが、ミク用にフレーズの変更を行っています。
また、2018が低域強調型のmixに対して2020は低域がソリッドで中高域協調型としています。

-動画制作-

MMDモデルは数あるミクモデルの中から、ままま式あぴミクを採用しました。
パケ絵に近かったことと、特に足が良かったので(笑)
試作段階ではぽんぷ長式ミクも試していました。

制作に使うソフトは従来通りキャラミんStudio。
ライブステージをメインとして、複数のステージで躍らせて組み合わせる事にしました。
小節のタイミング調整、リップシンクの位置合わせ、モーションの組み合わせの制作、
カメラワークの制作を順に行い、一旦ここでマスターデータの書き出しを行いました。
まずテスト用のライブステージ、続いて迷宮ステージ、魔法陣ステージ、キャラ単体と
4種類の書き出しです。

次に書き出した各動画を編集ソフトのプレミアエレメンツに取り込み、同じ時間軸上に並べていきます。
各動画は切り替えや合成を行うため、それぞれのトラックの間に1つ以上の空きトラックを用意して、そこに黒ベタ(ブラックビデオ)を配置しておきます。

トラック構成は上から順に
・ミク単体(クロマキー合成用単色背景)
・テロップ用
・テロップ用
・魔法陣ステージ
・黒ベタ(不透明度:100%)
・迷宮ステージ
・黒ベタ(不透明度:適当)
・ライブステージ
・音声トラック(マスター音源)

・ミク単体
各ステージにもミクはいますが、合成やフィルターの影響を受けるため、
単体のものを用意して、テロップ用の上に配置してどこからも影響を受けないようにしました。
ただし、後で不透明度を75%程度まで落とします。

・テロップ用
クレジットや歌詞の配置の都合上、2つ用意しています。
完成時の歌詞は不透明度を85%まで落としています。

・魔法陣ステージ+黒ベタ
ステージ背景が明るい紫色で安っぽく見えるため、
クロマキー合成を行って下にある黒ベタと組み合わせて落ち着かせました。
なお、魔法陣も同色だったため、色が抜けるという副作用も発生。
フィルターで調整を行って白系の色としました。

・迷宮ステージ+黒ベタ
床から青緑色のオーブが大量に沸き上がってキャラにも被るため、
こちらもクロマキー合成で色を抜いて目立たなくさせました。
さらに下の黒ベタの不透明度を下げることにより、
一番下にあるライブステージの照明の一部を利用することが可能になりました。

・ライブステージ
メインとなるステージです。後でキャラミんStudioのフィルター機能を駆使して
照明コントロールを行ったものに差し替えます。

これで合成の具合や、どこでステージを切り替えるかを大まかに決めていきました。

そしてキャラミんStudioのライブステージに戻ってフィルターのエディットを行います。
ミクを中心にカメラが360度回る部分(Dメロ)以外はフルエディットします。
完成後書き出しを行い、プレミアエレメンツにある同じステージと差し替えます。
切り替え部分の確定後、それぞれのポイントで各動画の分割を行い、
オン/オフの設定を行います。

ミク単体は曲の出だしの映像が暗のに合わせるため、不透明をかなり下げてます。
フィルターに要照明効果を十分に生かすための補正です。
ステージが明るくなったところで不透明度を75%まで上げます。以降は75%で固定です。
100%としないのは、そのままだとキャラが浮いてしまうためです。
75%とすることで下にある各ステージのキャラと融合され、特にライブステージでは
照明によるキャラの色の影響を少し受けるようにして、自然さを出しています。
また、後から入れるテロップ類と被っても、互いに邪魔しないようになっています。

最後にテロップを入れて完成です。
歌詞部分のみ不透明度を85%として色合い的に明るすぎず、
キャラと被っても問題ないように仕上げました。

ここまで書いておいて言うのもアレですが・・・

ワ タ ク シ は 動 画 師 で は あ り ま せ ん !

(笑)

音屋です音屋!



■資料的な何か・15年間の流れ■

-2005年-
原曲となる「パッションフラワー」をaya+RT名義で制作&公開。
当時曲を公開していたサイト「muzie」のランキングでpops部門で
しばらくの間トップ10入りをしていた。
この曲が「学生時代の心の支えになった」人や、この曲がきっかけで
音楽制作を始めた人もいたりして、今でも年に数回直接コメントを頂いている。

人気が落ち着いてしばらくして、当時主流だったフラッシュアニメ作品とコラボレーション。
3話仕立てのストーリーの1作目の挿入歌として人気を博し、muzieで再生数が爆上がりして再度トップ10入りを果たす。
このフラッシュアニメのタイトルは「MUSIC FIGHTER」で、後にフラッシュアニメのコンテストで
最優秀賞を獲得する。
このほか、同人RPGやセル画風アニメともコラボレーションを行う。

-2010年-
同曲のミク版を制作。
数人の協力を得て動画制作を始めるも、当時の自身のスキルやセンスでは理想的なものが作れず、やむなく動画の制作を断念して音源のみの公開とした。

-2018年-
ふと思い立って原曲のRemix版を作り公開する。
ギターパートは全てシンセに置き換え、ソロはギターソロを忠実にトレースしたシンセソロとなる。
音色の変更やフレーズの作り替えなどを行っているものの、原曲の雰囲気を十分に残したサウンドになる。
曲名はカタカナ表記からアルファベット表記に変更。
Remixを略して、制作年と組み合わせてRe:2018とした。

-2020年-
1月1日にピアプロの森尾モリトさんのページで、「パッションフラワー Re:edit」が公開される。
10年前の作品の再調声版であった。
歌い方がとても良かったので、公開されていた歌唱データをダウンロードしてV4エディタでデータの確認&WAV出力を行い、Re:2018のオケとの組み合わせテストを行う。

予想以上にオケと歌声がマッチしたため、オケの一部をミク用に作り変えてmixも変更、
ミクの方はコンプ、EQ、ディエッサー、リミッターの基本的なエフェクト調整の他、
エフェクターでは補正しきれない部分は波形編集で補正を行った。
コーラスパートは2005年当時の音源のままで、バランスの変更のみに留めた。

2005年の時と違い、今回はMMDタイプのMVが作れる環境での動画制作。
そして3月7日、10年の時を経て、自力で作れる範囲内ではあるものの、理想的な動画を公開できた。
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